誠実な行動を心がける

私たちは、透明性とアカウンタビリティ（説明責任）を、最重要課題として、取り組んでいます。

私たちは、倫理的で公正で法令遵守を重視したプロセス、透明な企業統治、包括的な報告にコミットしています。

最高の倫理基準、公正な調達と透明性、ガバナンスと報告という3つの重点分野を念頭に置き、目標を設定しました。私たちは、2030年までにこれらの目標を達成することを約束します。

誠実に行動することは、当社のコアバリューのひとつであり、サステナブルな野心の不可欠な部分であり、この分野での当社の取り組みのあらゆる面に影響を与えます。それは正しいことをすることについてです。

誠実さは、私たち、つまりベカルトの社員から始まります。当社の行動規範は、社員が毎日正しい判断を下せるよう、明確なガイダンスでこれを実践しています。私たちは、最高の倫理基準に完全にコミットしており、コンプライアンスおよびガバナンスプログラムを通じて、それらを定着させるために投資しています。私たちは、コンプライアンスリスクや規制の中でも、贈収賄防止、マネーロンダリング、従業員や顧客、その他取引先の第三者の個人情報保護といったテーマに重点を置いています。

正しいことをするということに関して、私たちは顧客とサプライヤーに対して同じガイドラインに従っています。私たちは、サプライヤーが私たちのサステナビリティの旅路に参加し、サプライヤー行動規範に署名し、ESG評価でリードすることを期待しています。

しかし、私たちは、より良い明日を創造するためには、協力が必要であることも知っています。私たちは、調達の決定など、私たちの仕事の進め方において、サステナビリティを孤立させるのではなく、統合させることに重点を置いています。戦略的パートナーになるためには、サプライヤーが私たちのサステナビリティへの意欲と一致し、Scope 3の上流の温室効果ガス排出を共に削減できるようにする必要があります。そのため、2021年には、線材サプライヤーに焦点を当て、購入鋼材のカーボンフットプリントに対処するために、初のグローバル・サステナビリティ・サプライヤー・キャンペーンを開始しました。

最高戦略責任者（CSO）は、当社のサステナビリティ戦略の策定と推進、およびグローバルなサステナビリティ目標の定義と監視に責任を負っています。サステナビリティ戦略は、ベカルトの取締役会によって承認されたベカルトグループ戦略の一部であります。

この戦略には、べカルトグループおよび各地域に渡って、全ての事業部門およびサービス部門のリーダーシップの参加と責任を必要としています。そのため、全ての事業部門長は各々の領域におけるサステナビリティロードマップの推進に責任を持ちます。

サステナビリティ戦略の展開における特定の役割と責任は、CSOが率いるグローバルサステナビリティチーム、COOが率いるグローバルSH&Eチームおよび調達チーム、CHROが率いる人事組織、CFOが率いるコミュニケーション、投資家およびコミュニティリレーションチーム、CEOが率いるコンプライアンスオフィスチームに割り当てられています。